アメリカンチンチラ
今回はアメリカンチンチラと普通のチンチラの違いをザックリと書いていきたいと思います。
あくまでザックリとですので、こういう違いもあるのに書いてない!!などの指摘はナシでお願いします。
■まず、アメリカンチンチラって何?って思われる方が多いと思います。
一般的にペットショップに並ぶチンチラはチェコ産やオランダ産が多いです。(たまにカナダ産も)
アメリカンチンチラとは簡単に言うと、かわいい!大きい!毛並みがいい!丈夫! といった感じです
■ルーツ
アメリカンチンチラとはアメリカで品種改良されてきたチンチラのことを言います(そのままです)。
アメリカではペットとしてのかわいさを求めて改良されてきました。
ウサギで言うARBAのようなブリーダー協会があり、コンテストが行われています。
徹底した血統管理が行われているため、遺伝的な病気を極力発症させない掛け合わせを行っています。
だから丈夫なのです。その血統で日本で増やされた子が飼いやすいのは言うまでもありませんね?
それに対し、チェコやオランダ産のチンチラは毛皮を取る目的で量産されてきており、質より量を求めたものになっています。
そのためチェコやオランダ産のチンチラは1回の輸入でドッサリと数が揃って入ってきます。
カナダ産のチンチラは隣国ということもあり、アメリカンチンチラの血統が混じった血統なので、そこそこいいチンチラです。
カナダのブリーダーはアメリカの国境に沿うようなところで個人単位で増やしている方が多いので日本に来る際はいろいろなブリーダーの個体が入り混じって輸入されます。
価格で言うとカラーにもよりますが、
のような順になります。
①大きさ
まず何と言っても大きさが違います。
普通のチンチラの大きさより1.5~2倍くらいのサイズになります
この大きさで生後4ヶ月です。
②毛並み
普通のチンチラの毛並みをミニウサギと例えると、アメリカンチンチラの毛並みはレッキスのように毛の密度が高い。
下オランダ産
iPhoneで撮影した写真でもわかるレベルですね?
実物を見ればその差は一目瞭然!!
③顔
普通のチンチラと比べ、顔が丸く目と耳が大きくなります。
まず鼻が伸びていくのですが、成長とともに肉がつき、大きな目も相まって丸くかわいらしい顔つきになります。
普通のチンチラは耳にシミが出てきます、ですがアメリカ血統は耳にシミがありません。
そして耳が大きくなります。
普通のチンチラの耳が大きな個体は耳が大きくなるにつれて反り返ってしまったり、耳の淵が疥癬のようにザラザラになることがありますが、アメリカン血統はそのようなことも起こりません。
④お尻
普通のチンチラはお尻が伸びるように成長しますが、アメリカンチンチラはまんまるなお尻をしています。
■ニセモノに注意!
品種によってはチェコやオランダ産にはないものもあります。
チェコ産、オランダ産で入ってきたのにカラーの呼び方はアメリカの呼び方、こういったニセモノも出回ったりすることもありますので注意が必要です。
ブルーダイヤモンドなどは、現時点ではアメリカにはいますが、オランダにはまだ居ないとされています。
モノをみて判別できない方でも値段が明らかに違いますのでお分かりになるかと。